カフェインレスだから安心?体への影響を徹底解説!

カフェインレスコーヒー

健康志向の高まりや妊娠・授乳中のカフェイン制限から、
“カフェインレスコーヒー”が注目されています。
カフェインには眠気覚ましや集中力アップの効果がある一方、
過剰摂取による不眠や身体への影響が気になるという声も。 

「カフェインレスコーヒーなら体に影響ないの、、?」

「妊婦でもカフェインレスコーヒー飲める、、?」

「どうしてカフェインレスにできるの、、?」

コーヒーにはカフェインが入っているとよく聞くけど、
どのような効果があるのか分からないですよね?
そこで今回はカフェインの
メリット、デメリットと共に体への影響について徹底解説します!

最後まで読んでいただくことでカフェインレスについて理解できるので、
飲み物を選ぶ時にもぜひ参考にしてください!
知識が増えるとコーヒー選びも一段と楽しくなります♪

目次

1.カフェインレスコーヒーとは?

2.カフェインレス・デカフェ・ノンカフェインの違い

3.カフェインレスコーヒーの作り方(カフェインの除去方法)

4.カフェインレスコーヒーの副作用・デメリット

5.カフェインレスコーヒーの効果・メリット

6.【結論】カフェインレスコーヒーは安全性が高い!

7.Q&A

8.選び方

9.おすすめ

10.まとめ

1.カフェインレスコーヒーとは?

→カフェインをほぼ除去したコーヒー

100%除去されているわけではなく、
約0.1%未満の微量なカフェインが含まれていることもあります。
日本では90%以上除去されているものを指します。(全日本コーヒー公正取引協議会の定義)
通常のコーヒー豆からカフェインを取り除くことで、
コーヒーの味や香りを楽しみながらカフェインの摂取を抑えられるのが特徴です。

◾️どのくらいカフェイン摂取しても大丈夫なの?

→悪影響のない1日当たりの最大摂取量:健康な成人では 400mg、妊婦では 200 〜 300mg

日本ではカフェインの最大摂取量は定められていません。
ただカフェイン中毒になる恐れもあるため、過剰摂取には注意が必要です。https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20211104_3.pdf

2.カフェインレス・デカフェ・ノンカフェインの違い

◾️カフェインレス・デカフェ・ノンカフェインの違い

カフェインレス:もともとカフェインを含む飲み物からカフェインを除去したもの 。

デカフェ    :カフェインレスの英語表記 で、「decaffeinated(脱カフェイン)」の略
        カフェインレスとほぼ同じ意味。

ノンカフェイン:もともとカフェインを一切含まないもの。

カフェインを取り除いたものが「カフェインレス/デカフェ」、
最初からカフェインが含まれていないものが「ノンカフェイン」となります。

ノンカフェインの飲み物には、次のようなものがあります。

・ルイボスティー

・ハーブティー

・麦茶

・どんぐりコーヒー

3.カフェインレスコーヒーができる仕組み

◾️水抽出法(スイスウォーター方式)
水を使ってカフェインをゆっくり抜き取る方法で、化学薬品を使わないため自然な風味が残りやすい。日本では主流となっている。

◾️液体二酸化炭素抽出法(超臨界二酸化炭素抽出法)
二酸化炭素を利用してカフェインを分離する方法で、コーヒーの風味を損なわないのが特徴。科学技術を用いて旨味成分を残したままカフェインだけを除去できる。

◾️有機溶媒抽出法
化学的な溶媒(ジクロロメタン等)を使ってカフェインを取り除く方法で、効率的にカフェインを減らせる。
カフェイン以外の旨味成分も除去してしまう可能性あり。
アメリカでは流通しているものの、日本では安全性の観点から輸入が認められていない。

4.カフェインレスコーヒーの副作用・デメリット

カフェインの恩恵がない:覚醒作用や集中力アップの効果を期待できない。

覚醒作用がない:カフェインの眠気覚まし効果が得られないため、仕事や勉強の集中を高めるのには不向き。

利尿作用:利尿作用はむくみにも効果があるが、その恩恵は低くなる。

運動パフォーマンスへの影響:カフェインは運動時の脂肪燃焼や持久力向上に役立つため、カフェインレスだとこの恩恵を得られない。
https://www.jafanet.jp/hnblog/column/2015/04/post-20.html#:~:text=カフェイン摂取により、運動,の消費を防ぐことができます%E3%80%82&text=脳に直接作用し,性を向上させます%E3%80%82

気分のリフレッシュ度が違う:カフェインは気分を高めたり、軽いストレスを和らげる働きもあるため、カフェインレスではその効果が弱まることもある。

偏頭痛反復性の片頭痛が起こる人は、適度なカフェインの摂取によってその頻度が減ると言われている。

味の違い:カフェイン除去の過程で、通常のコーヒーより風味が少し変わることがある。

選択肢が少ない:カフェインレス飲料は通常の飲料より種類が限られる。

価格が高め:カフェインを取り除く工程があるため、一般的なコーヒーよりやや高価なことが多い。

5.カフェインレスコーヒーの効果・メリット

睡眠の質を改善:覚醒作用が低くなるため、夜に飲んでも眠りを妨げない。

カフェインに敏感な人も安心:動悸や胃の不調を避けられる。軽度のカフェイン過敏症だと飲めるかもしれない。

カフェインに依存しない:カフェインに依存しないことで、自律神経やホルモンバランスを安定させることができる。

子どもも飲める:健康への影響を気にせず楽しめる。

水分補給に適している:カフェインには利尿作用があるため、カフェインレスの方が体に水分を蓄えやすい。

胃に優しい:カフェインは胃酸分泌を促すため、胃が弱い人や胃痛を感じやすい人はカフェインレスの方が安心。

心臓への負担軽減:カフェインは血圧や心拍数を上げる作用があるため、動悸や血圧が気になる人にはカフェインレスが適している。

妊娠中・授乳中でも飲める:妊婦や授乳中の人はカフェイン摂取量を制限することが推奨されるため、カフェインレスなら安心。

アンチエイジング効果強い抗酸化作用をもつクロロゲン酸はカフェインレスにも含まれており、脂肪の蓄積を抑える働き、肌の老化を防ぐ効果がある。

脂肪燃焼:カフェインによりアドレナリンが分泌されて起きる糖新生のリスクを抑えることができる。(過剰な糖新生は筋肉量の低下や痩せにくい体になってしまう)

6.【結論】カフェインレスコーヒーは安全性が高い!

結論から言うとカフェインレスコーヒーは安全性が高い飲み物です!

カフェインをほとんど含まないため、不眠・動悸・胃の不調などのリスクを避けつつ、通常のコーヒーと同様の健康効果(抗酸化作用・血糖値コントロール・病気予防など)が期待できます。特に妊娠中・授乳中の方や、カフェインに敏感な人にとっては、安心して楽しめる選択肢です。健康志向の人、美容を意識する人にもぴったりです◎

ただし、輸入品の場合は有機溶媒抽出法の可能性があり、揮発性が高く吸入や皮膚接触による健康リスクがある化学薬品が使用されている危険があります⚠︎

日本では、残留溶媒の基準値(ppm単位)が厳格に定められており、基準を超える製品は流通できないため、市販のカフェインレスコーヒーは基本的に安全とされています。

またカフェインの覚醒作用や集中力アップといったメリットは得られにくいため、目的に応じて使い分けるのがベストです。

7.Q&A

Q:コーヒーが好きだけど、体への影響を考えるとカフェインレスの方がいいの?

A:カフェインのメリット、デメリットがあるので、求めることによって選んでみてください!

・集中力アップして仕事や勉強をしたい。
運動(持久力と敏捷性)のパフォーマンスを高めたい。
→通常のコーヒーがおすすめ!

・妊婦だけどコーヒーを飲みたい。
・胃が弱い、動悸や血圧が気になっている。
→カフェインレスコーヒーがおすすめ!

 

Q:カフェインレスコーヒーの味って薄いの?

A:カフェイン除去の過程で香り成分や旨味成分も一部失われることがあり、
風味がややマイルドになる傾向にあるため、味が落ちたと思われるかもしれません。
「本当にデカフェ?」と思うほど美味しいものも増えてきているので、飲み比べしてみてください!

 

Q:妊婦は何杯まで飲んで大丈夫なの?

A:妊婦の1日あたりのカフェイン最大摂取量は:200〜300mgです。
一般的なコーヒー1杯(200ml)には約100〜120mgのカフェインが含まれますので、
妊婦がコーヒーを飲む場合、カフェインありは1日あたり1〜2杯が目安とされています。
カフェインレスコーヒーだと2杯以上飲んでも問題ないように思うかもしれませんが、
紅茶・緑茶・チョコレートなどコーヒー以外のカフェインも合計に含めて考える必要がありますのでご注意ください⚠︎
過剰摂取は低体重出産や流産リスクの増加が指摘されており、胎児に影響があると言われています。。

8.選び方

<焙煎で選ぶ>
焙煎は8種類あります。
浅煎りはコクや香りがしないため、一般的にはあまり飲まれていません。
アメリカンコーヒーのようなほどよい酸味が好きな方は「3.ミディアムロースト」、
レギュラーコーヒーのようなバランスの取れた味が好きな方は「4.ハイロースト」、
カフェオレやエスプレッソのような苦味が好きな方は「7.フレンチロースト」がおすすめです。

<商品タイプで選ぶ>

・豆
飲む直前に挽くことで、より風味豊かな味を楽しめる。

・粉
すでに粉になっている状態のため、豆を挽くためのミルが不要で、手軽に楽しめる。

・インスタントコーヒー
1杯分のコーヒーの粉がパックされている状態で、外出先でもカップにセットしてお湯を注げば楽しめる。

 

<産地で選ぶ>
・ブラジル:苦味と酸味のバランスがよく飲みやすい。
      ローストナッツやチョコレートのような甘い香り。
      他の豆とも相性がいいのでブレンドにも最適。中煎り〜深煎りがベスト。

・コロンビア:少し酸味があり、マイルドでコクがある。フルーティーな甘さ。
       飲みごたえがあり、ドリップ、ストレートでも楽しめる。
       中煎り〜深煎りがベスト。

・エチオピア:ベリーや柑橘系のフルーティーな甘い香り、酸味が特徴。
       軽めで爽やか。浅煎り〜中煎りで香りが際立つ。

・インドネシア:苦味が強く、コクが深いため、飲みごたえがある。
        深煎りがベスト。カフェオレにもおすすめ。

・タンザニア:果実のような酸味が強く、すっきりとした味わい。
       中煎りで酸味と香りが引き立ち、深煎りで苦味が増す。

・ハワイ:癖がなく苦味が少ない。
     口当たりが滑らかで、トロピカルフルーツのような香り。
     中煎りがベスト。

9.おすすめ

市販やネットで買える商品、カフェインレスコーヒーが飲めるお店をご紹介します!

◾️ネスカフェ ゴールドブレンド (200〜1000円)
カフェインレスでもコーヒー本来の豊かな香りがポイント◎
普通のゴールドブレンドを飲み慣れている人には
深みがなく物足りなさはあるかもしれませんが、コクはあって安定的な美味しさです。
カフェインは97%カット。日本産だから安心でき、
粉のスティックタイプ、ペットボトルの液体タイプもあるので外出先でも飲むことができます。
カフェラテやブラックも用意されており、
夏はアイスで、冬はホットで楽しめる失敗しない商品です。

スーパーでもネットでも購入できます。
https://nestle.jp/home/brands/nescafe/lineup/goldblend-caffeineless

Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B00EI6130S?ref=emc_s_m_5_i_atc&th=1

 

◾️心斎橋焙煎所(ドリップパック12個入り 2316円)
カフェイン残存率0.1%であり、当日焙煎してくれて、挽き方も選択可能。
ジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップ2023優勝の焙煎士が監修しており、全国のホテルやレストランでも使用されています。
メール便はデザインボックスでプレゼントにもおすすめです。


https://item.rakuten.co.jp/gardenbar-coffeejapan/decaf_set200/

◾️スターバックスコーヒー
コーヒー・エスプレッソを使用したドリンクは、すべてカフェインレスに変更でき、通常価格に55円を追加するだけで気軽に飲むことができます。除去率は94~97%程度。
アイスティーやカモミールはもともとカフェインが入っていないため、紅茶もカフェインを気にせず楽しめます。
https://product.starbucks.co.jp/non-caffeine/lineup/

10.まとめ

今回はカフェインのメリット、デメリットと共に体への影響についてまとめました。
健康面も意識しつつ、味や価格など特性を比較することで、
賢いコーヒー選びができてコーヒーを楽しめます!
記事中のおすすめコーヒーを試して、あなたにぴったりの一杯を見つけてください!

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